現在,VSCode を用いて Python のコーディングを行なっている.環境は pipenv で構築した仮想環境を利用しているが,その環境にインストールした Python ライブラリの補完が VSCode で効かなかったため,それを効かすように設定してみた.
開発環境
本題
必要なことは以下の一点のみ.
デフォルトでは,pipenv shell
コマンドで仮想環境を新しく構築する際,プロジェクトディレクトリ下(pipenv shell
を実行するディレクトリ)に .venv
は生成されない.プロジェクトディレクトリ下に .venv
ディレクトリが存在しないと,VSCode に仮想環境のライブラリ(正確には Python インタプリタ)が認識されず,インストールしたライブラリの補完が適用されない.
以下に,.venv
を生成させて補完を効かせるまでの流れをまとめた.
設定の流れ
~/.bashrc
にexport PIPENV_VENV_IN_PROJECT=true
追記し,シェルを再起動.- プロジェクトディレクリに移動し(仮想環境が存在しない状態で)
pip shell
を実行. - プロジェクトディレクリ下に
.venv
が生成する. pipenv install [package]
で Python ライブラリをインストール.- VSCode を再起動させる.-> Python ライブラリの補完が効く.
手順 1 の設定が適用されると,pipenv で新しく仮想環境を作ったときにプロジェクトディレクトリ下に .venv
ディレクトリが自動で生成されるようになる..venv
が存在する状態で VSCode を開くと,.venv
下の Python インタプリタ,ライブラリが読み込まれて補完が効くようになる.